カプセルイン錦糸町 Capsule Inn Kinshicho

錦糸町駅から徒歩2分

男性専用高温サウナ サウナ錦糸町

女性専用岩盤浴 ゆずりはの湯

ご予約・お問い合わせ
03-5637-7738

今、巷で話題の錦糸町!通路段差がほぼない都バス日本初の「フルフラットバス」導入へ!

2018年12月27日

東京都交通局が2018年12月25日(火)から都営バスで、日本初となる「フルフラットバス」の運行を開始します。

このバス車両は、前扉から最後部座席付近まで、通路の段差がありません。車両メーカーはスウェーデンに本社を置くスカニア、車体製造はオーストラリアのボルグレンが担当しました。これまでの国産車両による都営バスとは塗色も異なり、白が多めで、ヘッドライトも角形のものから、外側へ吊り上がった形になっています。

現在、都営バスで主流である「ノンステップバス」の車内通路には、前扉から中扉付近までは段差がないものの、そこから車内後方にかけては段差があり、床が少し高くなっています。このため、車内前方に乗客が留まり混雑する傾向がありました。この床の高い部分はそのぶん天井が迫り、つり革も立っている人の顔に当たってしまうため取り付けられていませんでしたが、フルフラットバスは車内後方までこれを設置しており、立ったままの乗客が奥まで詰めて乗車しやすくなることによる、混雑の緩和が期待されています。

小池百合子 東京都知事は「その名の通り車内がフラットなので、バスの後部まで車いすでも動けます。高齢者にとっては、車内のちょっとした段差がつまづきや転倒の要因になるため、それを防ぐこともできるでしょう」と話します。

通路に段差のないバスは過去にもあった!?

 ノンステップバスの車内後方に段差が存在するのは、高くなった部分の下にエンジンやタイヤがあるためです。これに対し、フルフラットバスはエンジンを車両の最後尾へ垂直に配置することで段差の解消を実現しました。つまり、最後部座席から壁を隔てた後方はエンジンルームなので、従来のバスのようにリアウインドウがないことも大きな特徴でしょう。

実は都営バスでは過去にも、最後部座席付近まで通路に段差のない国産バス車両が導入されていました。東京都交通局によると、いまから20年ほど前の2000(平成12)年前後、ノンステップバスが登場したころには、現在のように車内後方に段差があるものと、段差ではなく傾斜になっているものの、2種類のバス車両が存在していたといいます。ところが、後者の傾斜は6度から8度近くあり、立っている人のふらつきも大きかったため、ノンステップバスは段差のあるタイプに集約されていったのだそうです。

一方、今回のフルフラットバスは通路の傾斜を、バリアフリー法などで定める建築物における傾斜路の基準である、約2.9度以下に抑えています。東京都交通局によると、過去にあった、通路の段差がなく傾斜のあるバスは、あくまで「ノンステップバスの一種」という位置づけだそうです。

「2025年には、昭和のベビーブームの時代に生まれた方々が、75歳以上の後期高齢者となります。こうした公共交通を工夫していくことで、『超高齢東京』が、安心安全な街になれると思っています」(小池知事)

フルフラットバスは、大塚駅と錦糸町駅を結ぶ「都02」系統から導入されます。都営バスのなかでも5指に入るほど乗客数の多い路線です。